【 HDD出荷台数・シェアランキング 】

目次

HDDシェアランキング(2017~2021年)


年度別シェアランキング

Seagate、WD、東芝の3社で世界の生産台数のほぼ100%を占ています。

【出典】
 Seagate solidifies HDD market top spot as areal density growth stalls
 2021 HDD Industry Market And Projections
 Hard disk drive (HDD) supplier market revenue share worldwide from 2019 to 2021, by quarter

今後の予測


生産台数


以前よりも大きい容量のSSDが低価格で供給されるようになり、クライアント向けPCのほとんどにSSDが搭載されるようになりました。
また、HDDは大容量の特徴を活かして監視システムなど大きなデータを保存する用途で活用されています。

2025年にはSSDの生産台数はHDDの2倍になると言われています。
また、HDDは2022年から2026年までに生産台数は15%減少します。

【関連URL】

Gartner: Enterprise SSDs will hit 35% of HDD/SSD exabytes shipped by 2026

容量


1年間に出荷されるSSDとHDDの総容量は2026年までに2倍以上になると予測されています。

【関連URL】

Gartner: Enterprise SSDs will hit 35% of HDD/SSD exabytes shipped by 2026

価格


1GBあたりの価格は年々安くなっており、2022年の1GBあたりの価格は約2円です。
2025年から2026年までに1GBあたりの価格は半分になる予測です。

【関連URL】

2021 HDD Industry Market And Projections

新技術(テクノロジー)


Micron Technologyは176層積層NANDフラッシュメモリーを搭載したデータセンター向けSSDの発表をしました。
従来品よりパフォーマンス、信頼性、耐久性が優れています。

【関連URL】

Micron Delivers Industry’s First 176-Layer NAND SATA SSD for Data Centers



東芝と東芝デバイス&ストレージによって共鳴型マイクロ波アシスト磁気記録(MAS-MAMR)を活用した大容量HDDの実証に成功したと発表しました。
これにより3.5インチHDDで30TBの容量の実現が見えてきます。
また、Seagateでは同様の技術を活用し、2030年までに100TBのHDDの開発を予定しています。

【関連URL】

HDD大容量化の注目技術「熱アシスト」の実用化は目前

HDDメーカー Seagate・WD・東芝の特徴

メーカー 説明
Seagate アメリカ合衆国
容量ラインナップが豊富であることが特徴で、2018年には世界のシェアの半分近くを取っています。
WD アメリカ合衆国
正式名称はWestern Digital(ウェスタンデジタル)です。
用途ごとにBlue・Black・Red・Purple・Goldの5つのバリエーションがあります。
東芝 日本
2009年に富士通のHDD事業を取得しており、現在は国内でただ一つのHDDメーカーです。
2.5インチや1.8インチなどのコンパクトなサイズを得意としています。