違いを一言
ユーザー情報の保存場所が違います。
ネット上に保存するのがマイクロソフトアカウント
パソコンに保存するのがローカルアカウント
初心者の方はローカルアカウントでOK
目次
動画で解説
ローカルアカウントの特徴
パソコン内で独自に設定するアカウント。インターネットに接続しなくても作成できます。
メリット
・情報漏洩のリスクが低い
・ユーザー名を自由に設定できる
・ログオンしない期間があってもアカウントが消滅しない
・1台のパソコンで複数のアカウントを作成できる
デメリット
・2台以上のPCでの同期ができない(複数パソコンを使用する場合のみ)
・Microsoftストアが利用できない
マイクロソフトアカウントの特徴
Microsoftアカウントはマイクロソフトの提供するサービス全般で便利に利用できるアカウント。
別パソコンでも同一のアカウントでログインが使用可能。パソコンを違っても同じ環境で使用できます。
セットアップ時にネット接続が必須です。
メリット
・2台以上のPCで同じ環境で使用できる
・Microsoftストアが利用できる
デメリット
・パスワードを管理する必要がある
比較表
ローカルアカウント | マイクロソフトアカウント | |
---|---|---|
アカウントの保存先 | パソコンの中 | パソコンとMicrosoftのサーバ |
アカウントの名前 | 自由に設定 | メールアドレスで設定 (他の人に使われていたら同じものは使用不可) |
同じパソコンで複数アカウントを利用 | 〇 できる (家族用の複数のアカウント作成) | × できない |
別のパソコンでアカウントを利用 | × できない | 〇 できる (別のパソコンからログイン可能) |
Windowsストア | △ 設定すれば利用可能 | 〇 利用可能 |
Microsoftサービス | △ 設定すれば利用可能 | 〇 利用可能 (Outlook.com、OneDrive、XBOXなど) |
安全性(情報漏洩) | 〇 パソコンの中だけに保存 | △ パソコンの中とMicrosoftサーバにもデータが存在 |
メリット | ・パソコン内のみに保存されるためリスクが低い ・Windows8以前と同様の共有パソコン環境で利用できる | ・他のパソコンと設定が共有できる ・AndroidやiPhone、Macなどデバイスとデータが連携できる |
デメリット | ・再セットアップ時、アカウントとデータ環境を作成しなおす必要がある ・設定の共有ができない | ・OneDriveなど使わないサービスと自動的に同期されてしまう ・故障時にBiteLockerパスワードが必要 ・アカウントの乗っ取りの可能性がある |
自分のパソコンのアカウントを確認
1.「設定」から「アカウント」を左クリック
2.「ユーザー情報」を選択
3.画面右側、人物マークの下にメールアドレスが表示されていればマイクロソフトアカウント
ユーザー名だけが表示されていれば、ローカルアカウント
アカウントの切り替え方法
最初の設定がどちらからでも後で変更できます。
ローカル→マイクロソフトアカウントへの切り替え
1.「設定」から「アカウント」を左クリック
2.「ユーザー情報」を選択
3.画面右側、中央部に青字の「Microsoft アカウントでのサインインに切り替える」を選択
(ここの表示が「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」となっている場合は、すでにマイクロソフトアカウントが適応されています)
マイクロソフト→ローカルアカウントへの切り替え
1.左下「スタート」ボタン→「設定」をクリック
2.「設定」画面から「アカウント」をクリック
3.「ユーザーの情報」→「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」をクリック
4.「次へ」→現在のMicrosoft アカウントのパスワードを入力
5.「サインアウトと完了」をクリック→再起動
*マイクロソフトアカウントを削除すれば強制的にログインのときにローカルアカウントに変更になります。
まとめ
マイクロソフトアカウント最大のメリットが他のパソコンでの設定の共有できること。マイクロソフトアカウントにも様々なメリットはありますが、初心者の方とっては必要がない機能が多いです。
他のパソコンで同じ環境で使うことがなければローカルアカウントをお勧めします。
Microsoftはマイクロソフトアカウントの使用を推奨するのは、自社製品の利用を促進とデータ取得することが利益になるためです。
【関連URL】
Microsoftアカウントは必要?