【 液晶モニタの寿命 】

目次

液晶モニタの寿命はいつ?買い替え時は?

液晶モニタの寿命は、メーカーや方式、使用状況によって異なりますが、概ね15,000時間~50,000時間と言われてます。

初期不良や物理的なダメージを受けなければ、通常の使い方で5~10年は持つという計算になります。
逆に言うと、使用開始から5年以上たった液晶モニタは不具合が出てくる可能性が高まってくることになります。
液晶モニタが寿命に近づくことによる症状と、モニタに寿命が来たときにどうするのが良いかを考えてみましょう。

劣化の症状。買い替えの目安


『色が薄い・暗い』

モニタによってはボタンがついていて、輝度・明度・彩度などが調節できるものがあります。
意図せず押してしまって設定が変わっていることがあるかもしれませんのでまずは確認してみてください。

キーボードのファンクションキーで明るさの調整ができる機種があります。これも意図せず押してしまっている事があるかもしれません。

また、ブルーライトをカットする「夜間モード」になっていることに気づかずに暗いと思っている可能性もあります。
それらで解決しない場合は、液晶モニタのバックライトの劣化が考えられます。

『チラつく』

画面がちらつく場合、まずはケーブルの接続が緩んでいないか確認してください。
PC側、モニタ側のいずれかの接続端子でケーブルが緩んでいた場合は、正しく挿入し直すことでチラつきが治ることがあります。

チラついたり直ったりを繰り返す場合はケーブルの断線の可能性もあります。可能であるなら別のケーブルでつなぎ直して改善するか確かめてください。
いずれでも回復しない場合は残念ながらモニタの故障が考えられます。

『スジが入る』

画面にスジが入る場合、モニタ側が原因であることがほとんどです。
劣化ではなく故障といえる状態です

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別のモニタに接続しても同じような現象が発生する場合はグラフィックボードの故障やドライバの不具合等PC本体側の問題である可能性が高いです。

最近はテレビにもPCからの接続端子がついているものが多いので試してみてください。
別のモニタでは正しく表示されるということでしたら、モニタの物理的なダメージで液晶が欠けていることが考えられます。

『赤っぽい』

画面が赤っぽくなるのは、表示方式がバックライト(CCFL 冷陰極管)のモニタが劣化したときにおける典型的な症状です。 

モニタならCRTブラウン管、ノートPCなら主にWin7までのモデルに使われていました。2010年以降の製品はほとんどがLEDタイプとなっています。

この場合はモニタの劣化なので設定等で回復する見込みはほぼなく、修理・交換が必要となります。 
ただし、前述の「夜間モード」の画面を赤っぽいと感じていることもあるのでその点は確認してみてください。

寿命が来たPCモニタとノートパソコンの処分方法

弊社では使えるパーツ部品を取り出して他のパソコンの修理用ドナー部品として再利用しています。

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