ThinkBook14 Gen3 ヒンジ部破損 壊れやすい 部品交換でなく補修で対応
ThinkBook14のモデルは、構造的にヒンジ箇所が弱いモデルです。
意識せずにどちらか片方の液晶カバーをつかんだ状態で開閉しています。結果、片方のヒンジに力が積み重なって破損することが多いです。
このモデルのヒンジが故障する原因は以下の2つです。
・ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けが割れやすい
・ヒンジ動作が固くなっている
多数の修理事例があります。
この症状の場合、補修もしくは、カバー交換のどちらかで対応します。
今回は補修での修理を紹介します。
補修ではなくカバー交換した事例
事例1 液晶ヒンジ片方が破損
故障の内容
液晶ヒンジ部の破損。片方が完全に破損。今回の修理ご依頼モデルはThinkBook14 Gen3
左側の破損。内部が見える状態です。
中央部のカバーは取れています。
カバーは外れた状態にてお持ち込みされました。
もう片方には問題は見えません。
修理作業と故障原因
分解して補修を試します。
ほぼ完全な形で破片が残っていました。このようなケースはきれいな形で元に戻せることが多いです。
もう片方は正常に見えましたが4つあるネジ受けのうち、1つは破損していました。
こちらは軽微な破損
修理完了
きれいに補修できました。
ほぼ完全に修理済みです。
破損した形跡はわかりません。
後ろから見ると1mm程度の隙間が残っていますが開閉の動作には問題ありません。
事例2 左のみ破損
故障の内容
左のみ破損。今回の修理ご依頼モデルはThinkBook14 G3 ACL
右は正常に見えます。
修理作業と故障原因
左側はヒンジを固定するネジが4つすべて破損していました。
修理完了
きれいに修正。隙間もなく、スムーズに開閉できるようになりました。
事例3 左のみ破損
故障の内容
左のヒンジが破損。今回の修理ご依頼モデルはThinkBook 14 Gen6。
右は正常です。
背面から見た場合。カバーが取れかかっています。
修理作業と故障原因
ヒンジを固定するネジ4つ中、3つが破損
きれいに補修できました。
修理完了
隙間もなくきれいに補修できました。
このモデルは、構造的にカバーが弱いモデルです。
ヒンジ故障の多くは、液晶の片側をつかんで開閉の癖がある方に発生しやすいです。
片側に力がかかり内部が破損いたします。中央部で開閉するようにしてください。
■メーカー修理との比較
ヒンジ故障は、Lenovoでメーカー修理の場合、ユニット交換のため50,000円程度が概算です。
https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/hf000982#01
*①作業料 + ②配送料 +③部品代 の合計
*過去に類似故障にて、お問い合わせいただいたお客様からの情報
弊社では破損個所のみを交換するため安価に修理が可能です。
メーカーよりも安心感・信頼感は劣りますが弊社の方が納期も短く、安価となります。
メーカー・他社との違い
メーカーの場合はユニット交換。
一般的な修理店の場合、ボルトでカバーを貫通させるなど部分補修の対応になることが多いです。
メーカー・他社と比較しても、破損が再発しないように万全な対策を行っております。
1.補修で着ない場合は、カバーを交換
元の状態に戻することが可能です。
2.ネジ受けのカバーに接着剤を添付して補強
部品の構造上、ネジ受けの製造がよくないケースがあります。
破損しないように新品の状態から接着剤で補強します。
3.ヒンジの調整
ヒンジが破損する原因がヒンジが固くなっていることが原因であることが多いです。
(ヒンジが固い→カバーに余計な力が積み重なり破損)
左右のトルクを合わて緩めることで負荷を低減させます。
4.ネジ緩み防止剤の添付
ネジが緩んでしまい、がたつきから破損するケースも多いです。緩まないようにします。
5.取付ネジの交換
モデルによりネジが小さいことが破損の要因になっていることがあります。
カバー開閉時、ヒンジへの負荷が低減されるようにオリジナルのネジを使用せず別のネジに交換します。
・元のネジ(小さい)
↓
・修理後のネジ(大きいため負荷が分散)
弊社ではヒンジ修理のご依頼は多いです。
メーカーよりも信頼感・安心感は劣りますが安価で修理が可能です。お問い合わせください。