富士通 AHシリーズ 液晶カバー割れてヒンジも破損して脱落 複数事例あり
ヒンジが破損する事例が多いモデルです。
このモデルのヒンジが故障する原因は以下の2つです。
・ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けが割れやすい
・ヒンジ動作が固くなっている
複数の修理事例があります。
同じ構造のモデル一覧
AH53/B2 WA2/B2
AH42/B3 AH50/B3
AH51/C3 AH51/C3
AH43/D3
AH50/D1
AH50/X FMVA50XWP
AH53/X
WA1/B2 WA1/A3
事例1
故障の内容
ヒンジ部位が大きく破損しています。
部品が欠損しており、液晶ベゼル(液晶の枠)割れもあります。今回の修理ご依頼モデルは富士通のAH50/B3 です。
ヒンジは全て(左右とも)上半身からネジ受け粉砕で外れているうえに、瞬間接着剤使用した跡がありました。
修理作業と故障原因
向かって左のヒンジのレールはヒンジ根元から折れています。
向かって左のヒンジのレールもヒンジ根元から折れ曲がり今にも取れてしまいそうな状態。
修理完了
ここまで破損している状態で、一度、補修している場合、再度、補修しても再度、破損する可能性が高いです。
上半身ユニットでの交換にて対応しました。
事例2
故障の内容
PCに物を落下させてしまい、その後、起動時はするが画面が表示されないご申告。
確認すると、モニタ外部出力もできません。接続しても、一瞬光のみが外付けモニタに表示されるだけでした。
モデルは富士通のAH53/X です。
確認すると左右のヒンジねじ受けが破損しています。
修理作業と故障原因
ヒンジの補修を実施
隙間がなくなりました。
修理完了
液晶パネルも交換して正常に修理完了しました。
メーカー・他社との違い
メーカーの場合はユニット交換。
一般的な修理店の場合、ボルトでカバーを貫通させるなど部分補修の対応になることが多いです。
メーカー・他社と比較しても、破損が再発しないように万全な対策を行っております。
1.補修で着ない場合は、カバーを交換
元の状態に戻することが可能です。
2.ネジ受けのカバーに接着剤を添付して補強
部品の構造上、ネジ受けの製造がよくないケースがあります。
破損しないように新品の状態から接着剤で補強します。
3.ヒンジの調整
ヒンジが破損する原因がヒンジが固くなっていることが原因であることが多いです。
(ヒンジが固い→カバーに余計な力が積み重なり破損)
左右のトルクを合わて緩めることで負荷を低減させます。
4.ネジ緩み防止剤の添付
ネジが緩んでしまい、がたつきから破損するケースも多いです。緩まないようにします。
5.取付ネジの交換
モデルによりネジが小さいことが破損の要因になっていることがあります。
カバー開閉時、ヒンジへの負荷が低減されるようにオリジナルのネジを使用せず別のネジに交換します。
・元のネジ(小さい)
↓
・修理後のネジ(大きいため負荷が分散)
弊社ではヒンジ修理のご依頼は多いです。
メーカーよりも信頼感・安心感は劣りますが安価で修理が可能です。お問い合わせください。