XPS13 ヒンジ・液晶カバー破損で画面開くとカバーが浮く
XPSシリーズはヒンジが構造的に弱いモデルです。
このモデルのヒンジが故障する原因は以下の2つです。
・ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けが割れやすい
・ヒンジ動作が固くなっている
故障の内容
キーボード部左上、筐体の接合部が液晶ディスプレイを開く際に開いてしまう状態です。
モデルはDELLのXPS13 9360
修理作業と故障原因
確認すると本体内部の固定ネジが完全に取れていました。
破損した部品を外した状態
お客様の懸念はボルトなどで留める補修はNGとの事。
弊社にもこのような事例や相談がありますが、カバー・ヒンジが破損してボルトを止めるような対応は修理としては不完全と考えています。
弊社ではそのような修理は致しません。
完全に修繕するか、部品交換にて元の状態に戻す対応となります。
今回の破損は、部品が欠品がない状態で取れていました。部品交換での対応ではなく補修にて作業が可能です。
破損個所が多いため1つづつ接着していきます。
外装とヒンジを固定するためのフレームのネジ
元の場所に接着
アダプタを挿しこむDCジャックの固定プラスチックが破損
再取り付け
本体カバーの土台も取れています。
修理完了
ネジ緩み防止剤を添付。
隙間なく、画面は開閉できるようになりました。
折り畳みもスムーズになっています。
ヒンジ故障は、DELLでメーカー修理の場合、50,000円程度が概算です。
https://www.dell.com/ja-jp/lp/solution-station-computers-jp
*過去に類似故障にて、お問い合わせいただいたお客様からの情報
弊社では破損個所のみを交換するため安価に修理が可能です。
メーカーよりも安心感・信頼感は劣りますが弊社の方が納期も短く、安価となります。
メーカー・他社との違い
メーカーの場合はユニット交換。
一般的な修理店の場合、ボルトでカバーを貫通させるなど部分補修の対応になることが多いです。
メーカー・他社と比較しても、破損が再発しないように万全な対策を行っております。
1.補修で着ない場合は、カバーを交換
元の状態に戻することが可能です。
2.ネジ受けのカバーに接着剤を添付して補強
部品の構造上、ネジ受けの製造がよくないケースがあります。
破損しないように新品の状態から接着剤で補強します。
3.ヒンジの調整
ヒンジが破損する原因がヒンジが固くなっていることが原因であることが多いです。
(ヒンジが固い→カバーに余計な力が積み重なり破損)
左右のトルクを合わて緩めることで負荷を低減させます。
4.ネジ緩み防止剤の添付
ネジが緩んでしまい、がたつきから破損するケースも多いです。緩まないようにします。
5.取付ネジの交換
モデルによりネジが小さいことが破損の要因になっていることがあります。
カバー開閉時、ヒンジへの負荷が低減されるようにオリジナルのネジを使用せず別のネジに交換します。
・元のネジ(小さい)
↓
・修理後のネジ(大きいため負荷が分散)
弊社ではヒンジ修理のご依頼は多いです。
メーカーよりも信頼感・安心感は劣りますが安価で修理が可能です。お問い合わせください。