【　パソコン修理専門店のお直し隊　】

USBプロテクトキーが認識しなくなり、修理を行なっても認識しないとのことです。

(USBプロテクトキーとは、ソフトウェアの不正利用を防ぐためのキーです。このUSBプロクテクトキーがパソコンに接続されていないと、ソフトウェアを 起動することができません。)

カバーを取り外し故障の原因を確認します。

●裏面

確認してみたところ、コネクターとコネクターの間にあるパッドが折れたことが故障原因です。

(コネクタ とは、電線と電線または電線と電気器具とを接続導通するための部品)

プロテクトキーの表面と裏面に補修された形跡が残っています。

●裏面

最初にチップを取り外し、清掃します。

●清掃後

補修された箇所のパーツを取り出しました。

●補修パーツ取り出し後の本体

チップの取り外しと補修されたパーツを取り出しが終わり、故障原因のパッドを修理します。

パッド部分が見えやすいように清掃します。

清掃後パッドを確認したところ以下の結果になりました。

青印：パッド正常

赤印：パッド故障

赤印の部分は青印のようにパッドが残っておらず剥がれてしまっているのでこのまま取り付けても認識しません。

そのため次の作業は銅線を使用し基板とコネクターを繋ぎます。

銅線を繋ぐ準備として、接続する部分を露出するために清掃します。

清掃後に銅線をはんだこてを使用し、取り付けます。

パッド部分の修理後にチップを取り付け、組み立て直します。

●修理後：表面

●修理後：裏面

今回のプロテクトキーはお客様のパソコンに入っているプログラムに対応したものになります。

そのため修理後に郵送し確認して頂き、認証できたとのことでしたので作業完了になります。