DELL Inspiron15 3500 3525 ヒンジ破損で液晶カバー交換
Inspiron15 3500シリーズはヒンジが構造的に弱いモデルです。
このモデルのヒンジが故障する原因は以下の3つです。
・ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けが割れやすい
・ヒンジ動作が固くなっている
・取付ネジが小さい
意識せずにどちらか片方の液晶カバーをつかんだ状態で開閉しています。結果、片方のヒンジに力が積み重なって破損することが多いです。複数の修理事例があります。
同じ構造のモデル一覧
Inspiron 15 3511の事例
Inspiron 15 3520
Inspiron 15 3521
Inspiron 15 3525(このページのモデル)
Inspiron 15 3515の事例
Inspiron 15 3530
Inspiron 15 3535
故障の原因1
このシリーズのモデルはカバーの強度が弱いことで破損します。
取り付けられているネジが小さいため、ヒンジ開閉時の力が1か所に集まってしまうことが問題です。
取付用の黒いねじの径が小さいです。
弊社での交換時に力が分散されるように、大きいネジに交換を実施しています。
故障の原因2
ヒンジ自体の動作が固いため、ギコギコしながらの開閉となり、ネジ受け負担がかかります。
対策として、ヒンジの力具合を調整してギコギコの開閉→滑らかな開閉になるように調整を行います。
ヒンジのナットを回すと開閉が固くなり、逆に回すと緩むような仕組みです。
このページはカバーを交換した事例です。同じモデルで補修で対応できた事例
故障の内容
右側が破損しています。
後ろから確認。隙間ができています。
修理内容
分解すると完全にネジでヒンジを固定する箇所が破損しています。
破損が大きいため液晶カバーユニットを交換します。
交換完了
修理完了
取り外したパーツを中心に動作テストをDELLのDiagnosticsテストツールで実施
液晶カバー交換・ヒンジを緩ませる・ネジ緩み防止剤を付けて修理が完了しています。
メーカー修理との比較
ヒンジ故障は、DELLでメーカー修理の場合、50,000円程度が概算です。
DELL 概算修理料金表
*過去に類似故障にて、お問い合わせいただいたお客様からの情報
弊社では破損個所のみを交換するため安価に修理が可能です。
メーカーよりも安心感・信頼感は劣りますが弊社の方が納期も短く、安価となります。
メーカー・他社との違い
メーカーの場合はユニット交換。
一般的な修理店の場合、ボルトでカバーを貫通させるなど部分補修の対応になることが多いです。
メーカー・他社と比較しても、破損が再発しないように万全な対策を行っております。
1.補修で着ない場合は、カバーを交換
元の状態に戻することが可能です。
2.ネジ受けのカバーに接着剤を添付して補強
部品の構造上、ネジ受けの製造がよくないケースがあります。
破損しないように新品の状態から接着剤で補強します。
3.ヒンジの調整
ヒンジが破損する原因がヒンジが固くなっていることが原因であることが多いです。
(ヒンジが固い→カバーに余計な力が積み重なり破損)
左右のトルクを合わて緩めることで負荷を低減させます。
4.ネジ緩み防止剤の添付
ネジが緩んでしまい、がたつきから破損するケースも多いです。緩まないようにします。
5.取付ネジの交換
モデルによりネジが小さいことが破損の要因になっていることがあります。
カバー開閉時、ヒンジへの負荷が低減されるようにオリジナルのネジを使用せず別のネジに交換します。
・元のネジ(小さい)
↓
・修理後のネジ(大きいため負荷が分散)
弊社ではヒンジ修理のご依頼は多いです。
メーカーよりも信頼感・安心感は劣りますが安価で修理が可能です。お問い合わせください。