【 WD My Passport for Macの特殊性 】

目次

出荷台数が多いWD

WDではMac用の外付けとして、My Passport for Mac、Ultra Slim Essentialシリーズなど多くのラインナップを発売しています。

WDの外付けハードディスクで使われているHDD

故障が多いMy Passport for Mac


My Passport for MacやUltra Slim Essential Essentialシリーズは故障が多いです。

WD(HDD製造メーカーWestern Digital社の略名)の外付けポータブルHDD故障のよくある症状
 ・マウントできるがグレーアウトしてアクセスできない。
 ・データは見えるがファイルのコピーができない。
First Aidを実行しても改善されない場合は、内部のHDDは故障していないことがほとんどです。

【関連URL】
 Macの外付けHDDが認識しないときにできること

構造を単純化してコストダウンしている

通常の外付けハードディスクではHDDとUSBコネクタ部分は別の部品です。 My PassportはコストダウンのためコネクタがPCB基板に直接接続されて1つの部品になっています。

WD ElementsやMy Passport for Macなどの製品が対象です。

製造コストが他の製品よりも安くなるため販売価格も安い傾向にあります。USBケーブルの抜き挿しに弱くなるためコネクタの破損が非常に多いです。


一般タイプのポータブルHDDなら基板だけの故障ならHDDには問題ありません。基板のみ交換でOKです。
しかし、WD製のポータブルHDDの場合、基板・HDDのどちらかが故障するとデータ復旧が困難になります。



一般的に外付けハードディスクの中に使用されるHDDはパソコンと同じモデルが使われます。WDに限ってWD製外付けHDD専用のHDDが使われることが多いです。これも大量製造を行いコストダウン目的です。

HDDのサイズが通常よりも大きいです。通常は9mm。特殊品は12.5mmや15mm


知らないうちに暗号化されているWDの外付けHDD

My Passportシリーズの一部のモデルはHDD基板の機能で自動的に暗号化されます。設定をしなくても勝手に暗号化されるため故障時には、Mac用のデータ復旧フリーソフトを試してもデータが取り出せないケースも多いです。




特にWD Elements PortableのWDBU6Y0020BBK・WDBU6Y0030BBK・WDBU6Y0040BBK・WDBU6Y0050BBKなどのモデルは故障すると復旧率が低く高額な修理になります。

【関連URL】
  家電製品にもかかわらずレビュー件数が約2,000件あります。安価なため販売量が多いポータブルHDDです。レビューのうち約10%が「すぐに壊れた」といった症状のようです。
 AmazonのWD Elements Portableの故障が多いレビュー

まとめ

WDの外付けHDDは他のメーカーと比較した一番の違い

●WD:
外付けHDD専用だけに使われるHDDを自社で製造して、自社で外付けHDDを発売
 → 外付けHDD専用のHDDが使用できるため、コストダウンできる。

●Seagate:
パソコン用のHDDに製造されたHDDを、自社の外付けHDD内部に使用する。
 → 外付けHDD専用ではないため安価にはなりにくい。

●その他(BuffaloやIO-DATAなど):
パソコン用のHDDとして製造された他社のHDDを利用。自社で製造するのは外付けHDDのケースのみ。
 → 自社でHDDを製造しないためコストが高くなる。使用するHDDメーカーはSegate、WD、東芝の中から選択できる。

まとめ
一般的には同じHDD容量のモデルと比較するとWDが安価になる傾向があります。 しかし、安価な理由がコストダウンによるものであることが多いため注意が必要です。

外付けHDDは容量当たりのコスパで選択するのではなく目的に応じて選択してください。

【関連URL】
 やらせ無しの本当にお勧めしている外付けHDD

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コネクタだけの破損やソフトウェアだけの故障なのに「重度の故障」や「データも破損している」と診断することは行いません。

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【関連URL】
 外付けHDDのコネクタだけが破損
 Macの外付けHDDが認識されない
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