放電の手順
STEP1 アダプタとバッテリーを取り外す
STEP2 数分待ってから電源ON
「パソコンが起動しない」故障で修理のご依頼があっても
店頭での確認時、放電をすることで起動するケースは1週間に1回以上あります。
*ノートパソコンの手順です。 ⇒ デスクトップパソコンの放電手順の場合
バッテリー取り外しタイプ
ノートパソコンでも放電が試せるのは、バッテリー取り外し可能なタイプに限ります。
内蔵タイプなら分解が必要
バッテリーが内蔵タイプの場合、簡易的な放電のみ試すことが可能です。
1. パソコンの電源をOFFにする
2. バッテリーを取り外す
3. 電源コードを抜く
4. 1分~5分待つ
放電時間は数分でOK。一晩中の放電などは必要はありません。
5. アダプタだけで電源ON
このときにはバッテリーは取り付けません。アダプタだけで起動させてください。改善しない場合は、起動しないときにできることを試してください。
バッテリー内蔵タイプ
バッテリーが取り外せないタイプのノートパソコンは本体内部にバッテリーが埋め込まれています。放電の原理は同じです。分解してバッテリーを取り外すことで放電を試すことが可能です。(手順はモデルごとに異なります)
1. 本体裏面のネジを外す
2. バッテリーの固定ねじを外す
3. バッテリーを取り外す。
放電時間は数分でOK。一晩中の放電などは必要はありません。
4. アダプタを接続して電源ON
起動した場合は電源OFFにします。アダプタを外して、バッテリーを元に戻してください。
改善しない場合は、起動しないときにできることを試してください。
ノートパソコンで分解せず放電する方法
バッテリーが内蔵タイプでも放電を試すことは可能です。
内蔵タイプはバッテリー取り外しできません。パソコン裏側で確認
1. 電源をON
電源は入ってランプが付くが、画面には何も映らない状態にしてください。
2. 電源アダプタを抜く
3. 数日放置
電源は入ったまま画面には何も映らない状態
この状態で数時間~数日、放置してください。
(バッテリー残量で電源が入ったままの状態。ランプだけが付きっぱなし)
元々のバッテリー残量により稼働し続ける日数は違いますが、長くても1-2日放置しておけばバッテリーの残量が無くなります。気づいた時には電源が落ちている(ランプが消えている)はずです。
4.電源アダプタを挿す
バッテリーが0%の状態になっています。
5.電源ON
起動した場合は放電で改善しています。様子を見ながら使用してください。改善しない場合は起動しないときにできることを試してください。
例外 バッテリーOFF/ONスイッチタイプ
モデルによりバッテリー機能をOFF、ONできるスイッチが付いていることがあります。
1. 本体カバーを外してスイッチを探す
2. スイッチをOFFにする。バッテリーコネクタを外さなくても問題ありません。
放電作業を試しても起動しない場合は?
マザーボードや電源BOXなどパソコンが故障している可能性が高いです。改善しない場合は起動しないときにできることを試してください。