【 パソコンの放電 4つの方法 】

放電の手順

STEP1 アダプタとバッテリーを取り外す
STEP2 数分待ってから電源ON

「パソコンが起動しない」故障で修理のご依頼があっても
店頭での確認時、放電をすることで起動するケースは1週間に1回以上あります。

*ノートパソコンの手順です。 ⇒ デスクトップパソコンの放電手順の場合

バッテリー取り外しタイプ

ノートパソコンでも放電が試せるのは、バッテリー取り外し可能なタイプに限ります。


内蔵タイプなら分解が必要


バッテリーが内蔵タイプの場合、簡易的な放電のみ試すことが可能です。


1. パソコンの電源をOFFにする


2. バッテリーを取り外す


3. 電源コードを抜く


4. 1分~5分待つ


放電時間は数分でOK。一晩中の放電などは必要はありません。


5. アダプタだけで電源ON


このときにはバッテリーは取り付けません。アダプタだけで起動させてください。改善しない場合は、起動しないときにできることを試してください。

バッテリー内蔵タイプ

バッテリーが取り外せないタイプのノートパソコンは本体内部にバッテリーが埋め込まれています。放電の原理は同じです。分解してバッテリーを取り外すことで放電を試すことが可能です。(手順はモデルごとに異なります)

1. 本体裏面のネジを外す


2. バッテリーの固定ねじを外す


3. バッテリーを取り外す。


放電時間は数分でOK。一晩中の放電などは必要はありません。


4. アダプタを接続して電源ON

起動した場合は電源OFFにします。アダプタを外して、バッテリーを元に戻してください。
改善しない場合は、起動しないときにできることを試してください。

ノートパソコンで分解せず放電する方法

バッテリーが内蔵タイプでも放電を試すことは可能です。


内蔵タイプはバッテリー取り外しできません。パソコン裏側で確認


1. 電源をON

電源は入ってランプが付くが、画面には何も映らない状態にしてください。

2. 電源アダプタを抜く

3. 数日放置


電源は入ったまま画面には何も映らない状態

この状態で数時間~数日、放置してください。
(バッテリー残量で電源が入ったままの状態。ランプだけが付きっぱなし)

元々のバッテリー残量により稼働し続ける日数は違いますが、長くても1-2日放置しておけばバッテリーの残量が無くなります。気づいた時には電源が落ちている(ランプが消えている)はずです。

4.電源アダプタを挿す

バッテリーが0%の状態になっています。

5.電源ON

起動した場合は放電で改善しています。様子を見ながら使用してください。改善しない場合は起動しないときにできることを試してください。

例外 バッテリーOFF/ONスイッチタイプ

モデルによりバッテリー機能をOFF、ONできるスイッチが付いていることがあります。

1. 本体カバーを外してスイッチを探す


2. スイッチをOFFにする。バッテリーコネクタを外さなくても問題ありません。


放電作業を試しても起動しない場合は?

マザーボードや電源BOXなどパソコンが故障している可能性が高いです。改善しない場合は起動しないときにできることを試してください。