【 壊れにくい外付けHDD 】

外付けハードディスクでおススメ&避けたい製品


本当におススメできるメーカー・モデルとトラブル回避する使い方をまとめました。

このページはアフェリエイト(通販サイトの商品をクリックしてもらって報酬を得る)目的ではありません。

「おすすめ」「外付けHDD」でヒットするページの多くは、実際にHDDの製造や修理に携わっている者からすると、実体験のない方がカタログスペックだけを元にして書かれているようにしか見えません。

「2022年 おすすめ xx選」といった記事や、コスパだけで選択するのは避けてください。

毎日、外付けHDD故障からデータ復旧している現場から、本当にお伝えしたい内容を紹介します。


多くの方の外付けHDDを購入する目的は大切なデータを収納することだと思います。故障を完全に防ぐことはできなくても、少しでも確率を減らすことは可能です。

家族の写真や何時間もかけて作ったデータは買い替えできません。

痛い目にあった経験がある方。高い授業料を払いたくない方はご一読ください。

目次

少しでも高いモデルを買う

例えば3TBの容量を検討しているなら同じ3TBのラインナップの中で一番、高い物を買うようにしてください。

同じ容量なら数千円の違いしかありません。外付けHDDのような機能の差が少ない製品の場合、価格の違いは部品の品質の違いであることがほとんどです。

たかが数百円、数千円を惜しむ選択は避けてください。最悪データが消失してしまったら安物買いの銭失いでは済みません。

予算に余裕があるならRAID(HDDが2本以上入っているタイプ)がより安全です。

5年で買い替える

HDDは消耗品です。 ⇒ HDDの寿命は5年が目安

以前と比べて、接続してから認識されるまで時間がかかるようになったり、「カリカリ」「シャリシャリ」「カツッ」と音がするなら劣化が進んでいます。

⇒ HDDから発生している異音の事例集

大切なデータを保存するたの外付けハードディスクです。まだ使えるからと数千円の費用を節約してもデータが消失してしまったら元も子もありません。

【関連URL】
 ・フリーソフト「CrystalDiskInfo」で劣化を調査
 ・確認したら異常が見つかった(yahoo知恵袋)
   *「注意」が出たら劣化しているので買い替え必須

5年以上使っているなら必要経費だと考えて買い替えてください。

考え方は自動車のタイヤと似ています。すり減っても運転には支障はないし、すぐに事故も起きません。何かあったときの事故を避けるために使える状態でも時間が経過したら新しいものに買い替えてください。

SeagateのHDDは使わない

HDDメーカーの中で最も故障確率が高いです。
また復旧不可となる重度な損傷を起こすことが多いのもSeagate製HDDの特徴です。

販売員の方に「中に入っているHDDはどこのメーカーですか?」と聞いても分かりません。
使っていたHDDが運悪くSeagate製だったら、こまめなバックアップもしくは買い替えをおすすめします。

特定のモデルとしては「DM」の記載:ST1000DM001、ST2000DM001、ST3000DM001、ST4000DM000。プラッタの構造に問題があることでヘッドが故障します。

ST1000LM024。ST1000LM035はヘッドが動かなくなります。ST31000528AS。ファームウェアの不具合が多いです。


・ELECOM製に注意

ELECOMのメーカー名で製造はSeagateのHDDは中身はすべてSeagate製なので避けてください。

国産メーカーを買う

海外メーカーと比較すると(どちらかと言えば)国産メーカーの方が安全です。

モデルによって当たり・外れがあるため一律には言い切れませんが、国産メーカーでも「東芝」「IODATA」「BUFFALO」などでも中のHDDは海外製のものであることも多いです。

必ずしも「東芝」製の外付けHDDや東芝のDynabookパソコンでも、中身のHDDは「東芝」製であるとは限りません。


通常、外付けHDDの製造メーカーと内部に使用されているHDDのメーカーは異なります。
HDDの部品は東芝・Seagate・WDなどのHDDメーカーが使用されています。(BUFFALOやIODATAはHDDは製造していません)

メーカーHPの仕様表を見てもHDDサイズやスペックだけが記載してあるだけです。どのメーカーのHDDが使用されているかの記載はありません。

しかも同じモデルの外付けHDDでも、生産国や製造時期により使用されているHDDメーカーが異なることは珍しくありません。理由は生産地や生産時期のタイミングで最も条件がよいHDDを調達しているためだと推測します。(おそらくはそのタイミングで最安値のHDDを仕入れているはずです)

結局、内部で使われているHDDメーカーは国産製か海外製かは分からないとしても、少しでも安全性を高めるなら国産メーカーの外付けHDDがおすすめです。

外付けHDDメーカーの中でSeagateやWDは避ける

家電量販店ではSeagateやWDなどメーカーが目立つ場所に数多く販売されています。安価で売りやすいためです。


・Seagate製外付けハードディスクを推奨できない理由

通常、外付けハードディスクの製造メーカーと内部に使用されているHDDのメーカーは異なります。
Seagateのメーカーのみ必ずSeagate製のHDDが使われているためおすすめできません。


・WD製外付けハードディスクを推奨できない理由

一部のモデルはコストダウンのために構造が脆くなっています。USBケーブルの抜き挿しに弱いため、コネクタの破損が非常に多いです。

My Passportはコネクタ部分の品質を落としているためか、他の外付けハードディスクよりも比較的安価です。

コネクタ部分は負荷がかかる箇所です。繰り返して使用しているうちに故障するケースが非常に多いです。

容量の小さいモデルを買う

容量の小さい外付けハードディスクほど、昔の部品を使っています。古い部品の方が、最新の部品よりも安定性、信頼性に優れています。


容量が大きくなるほど1GBあたりの価格は安価になります。コスパが良くなるため大きな容量を選択したくなるのは仕方ありません。



ただし容量が増えることのデメリット故障の確率が高まることです。

理由は容量が大きいほど部品点数が多くなるためです。(データを記録するプラッタ枚数、読み取るヘッドの数)

この例でば4枚のプラッタなら通常8つのヘッドが付いています。(モデルによってプラッタやヘッドの数は異なる)

HDDは構造上、1つのヘッドが故障しても全体の故障となりアクセスができなくなってしまいます。8つのヘッドがあった場合、1つくらい壊れても他の7つで動きそうに思えますがHDDはそのような構造になっていないのです。

パーツの故障率が同じとした場合、1つのヘッドしか搭載されていないモデルと、8つのヘッドが搭載されているモデルでは8倍故障率が高くなります。

必要な容量は数1TBなのに大は小を兼ねると考えて大容量の5TB、10TBの外付けハードディスクを購入するのはお勧めしません。1GBあたりの価格のコスパで考えるのは危険です。実際に使うときに必要としている容量を見積もって利用シーン合った容量を選択してください。

2重にバックアップする

保存先は1つだけでなく2重にデータがある状態をおすすめします。
常に2重にバックアップをすることが一番の対策です。

持ち運びしないなら据え置きを選択

外付けハードディスクには据え置き(自宅用)とポータブル(携帯用)があります。
データのバックアップだけが目的であれば据え置きタイプをおすすめします。

・据え置きタイプ
 メリット :1.価格が割安 2.転送速度が速い 3.機能が豊富 4.故障が比較的少ない
 デメリット:1.コンセント電源が必要 2.持ち運びに不便


・ポータブルタイプ
 メリット :1.小型 2.取り扱いが容易 3.コンセントが不要
 デメリット:1.落下した故障する確率が高い

コネクタは真っ直ぐに抜く。挿したまま鞄に入れない

ポータブルタイプの外付けハードディスクの場合、USBコネクタの接続は簡単に壊れてしまいます。
よくある事例は挿し込み部分のメス側のコネクタごと抜け落ちる症状です。

●持ち運び
鞄に入れて持ち運ぶ際にはケーブルは取り外してください。コネクタ部分に負荷がかかり続けて壊れやすくなります。⇒ コネクタ破損の事例

●抜くとき
斜めでなく真っ直ぐに抜いてください。無理に抜き挿しを続けると部品の接続がもろくなります。


クラウドバックアップも併用する

重要なデータはオンラインストレージに保管してください。
個人利用であればセキュリティへの不安とデータ消失のリスク・コストを考えればクラウドを使うことをおすすめします。

バックアップ媒体にSSDやUSBメモリは使わない

データのバックアップの媒体にSSDタイプや大容量USBメモリを使うのはお勧めできません。

理由はデータが壊れたときに、回復が不可能になってしまうケースが少なくないためです。

利用するならメインのバックアップは既に別のメディアに取得されている状態で、データの受け渡しや消えてもよいデータの一時利用として使ってください。この使い方でのみ外付けSSDを推奨します。外付けHDDよりも取り扱いが便利なメディアになるでしょう。


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